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ハワイに引っ越す前に知っておきたかった事

ハワイに住んでちょうど10年。喉元過ぎれば熱さを忘れると言いますが、今では引っ越してきた当初感じていた不便さや苦労はすっかりなく。


たまに振り返って「あんな事もあったな〜」としみじみするぐらい(笑)


でも最初に引っ越してきた時は、ハワイに知り合いもいないし、親もてんやわんやしていたので、子供ながらに「自分がしっかりしなきゃ」と思ったのを覚えています。


引っ越してきてから予想外だったり「知っておけばよかった…」と思う事もたくさんあったので、ハワイへの移住や留学を考えている方の参考になればいいです!



1. 物価が高い


これはよく聞く話だと思うのですが、ハワイは家賃も物価も何もかも高い!


不動産の値段は毎年上昇傾向にあり、2020年12月の時点で一軒家は平均で$870,000(約9500万円)、コンドミニアムは$455,000(約5000万円)。


賃貸は場所にもよりますが、ホノルル市内のスタジオタイプで$1000〜$1500程度、1LDKだと$1500を余裕で超える物件の方が多いです。


月々の光熱費は、国の平均を$50程上回る$168.83。


物価も例外ではなく、大体アメリカ本土と比べて約30%増し

2019年のデータによると、全米でハワイは生活費高い州第2位(1位はカリフォルニア)らしいです。


レストランなどでもチップを必ず払う習慣があるので、日本の感覚で外食していると月々の支出に驚くかもしれません。


2. 公共機関は英語のみ


「ハワイは日本人が多いから安心」「ハワイは英語喋れなくても大丈夫」と聞く事もあるかもしれませんが、ある程度の英語は学ぶ事をおすすめします。


確かにハワイには日本人コミュニティーがしっかりあるし、日系の方も多いので、地元の人も日本人・日本の文化には慣れています。


しかし、移民局、学校、市役所等はほぼ英語しか通じません。一部では通訳サービスを頼む事もできるはずですが、頼む時は英語が必要です😅


地元の中学校に転入する際、親も英語がほぼ分からなかったので、何が必要なのか、いつから転入したいか、など意思疎通するのに割とトラブったのを覚えています。


ビザの更新や移民局での手続きも、何を聞かれるか・何と答えるかなど練習してから行っていました(笑)


今でも母は英語へ苦手意識があるらしく、お役所に連絡しなければいけない場面ではいつもわたしか弟が代わりに話しています…


大事な手続きに使われそうな英単語や表現は、予習してから引っ越すのがベストです🙆‍♀️


3. 車移動が基本


日本では車を使う事が滅多になかったのですが、ハワイではどこへ行くにも必要。


親がハワイで車を買う前は、徒歩、バス、タクシー、トロリー、自転車を使ったり、他の人の車に便乗させてもらったり(🙇‍♂️)となんとか乗り切りましたが、とっても不便でした。


バスは通学に毎日使っていましたが、デメリットとして

  1. 時間通りに来ない。

  2. アプリで時間を調べてもエラーで出てこない時がある。

  3. 来たと思っても、シフト交代(?)就業時間(?)のせいで乗せてくれない。

  4. 混み過ぎていても乗せてくれない。

  5. 場所に寄ってはバス停から目的地まで距離がある。

  6. ルートによっては本数が少ない(1時間に1本とか)。

  7. 運転手さんがトイレに寄る場面が多い。

と色々問題点もあるので、集合時間よりすっごく早く着いたり、遅刻したり。

車が手に入ればそれが一番ですが、ない場合はなんとかバスを使いこなしてください🙏


4. クレジットスコアの存在


これはハワイだけでなく、アメリカ生活に欠かせない物。


アメリカでは、個人が持っているクレジットカードをどの様に使って、期日に支払いを済ませているか、ローンがあるか、などが記録されるクレジットヒストリー(支払い履歴)があります。


クレジットヒストリーから算出された成績が「クレジットスコア」となり、その人の信用度として銀行などの債権者が見れるようになっています。


点数は300〜850点となり、高いほど信用度もアップ。


クレジットスコアは、クレジットカードの申し込み、賃貸契約、住宅ローン、投資、車のローンなど様々な場面でチェックされるので、低すぎると生活に支障が出る事も。


「スコアが低い=信用できない」という事なので、ローンを組む時に割高な利息を取られたり、契約を断られたりする可能性が。


日本から引っ越してきてすぐに物件や車を買う場合には、短期間でクレジットスコアをあげなければいけないので、是非銀行の人にも相談してみてください(ハワイで大手の銀行だったら、日本語OKな人がいるはず)。


わたしは大学生の頃から、クレジットスコアがなくても作れるクレジットカードに申し込んで、期日に支払う、使用するのは上限額の30〜40%に留めておく、とこまめに管理をしていたので、3、4年かけて平均以上のスコアを維持できています🙆‍♀️


クレジットカードは18歳以上から作れるはずなので、コツコツとスコアを上げていきたい方は早めに作っておくのがおすすめです。


滞納するとすぐにスコアが落ちてしまうので、支払い期限は厳守してくださいね。


5. 健康保険・医療費が高い


ハワイに引っ越してから一番出費に悩んだのが健康保険と医療費。


基本的に、フルタイム(週40時間以上)で働いている人には会社から保険が出て、扶養家族もカバーされます。


提携先の保険会社やカバー内容にもよりますが、わたしは1人だけで月々5000円程度かな?

治療を受けたり薬を処方してもらうと、co-payといって自己負担の分があるので、プラスアルファで支払わなければいけません。


健康保険に眼科と歯科は入っていないので、別の保険に入っています😅

これも、メガネや歯の治療が無料になる訳ではなく。


例えばわたしの保険では:

  • メガネ・コンタクトは$150分まで保険でカバーされて、それ以上使ったら自己負担。

  • 親知らずの場合、費用の60%がカバーされ、残りは自己負担。CT(高精度なレントゲン)は別途費用。2本抜いて$700(抜くのに$400、レントゲンに$300)しました。

パートタイムだと会社の保険に入れないので個人で契約する事になるのですが、月々の支払いがとっても高く、入らない人もいました。


低収入の方や保険料を払えない場合は、Med-QUESTSというハワイ州が提供している無料の保険に申し込む事もできます!


主治医が選べなかったり、受けられるサービスが限られるという制約もありますが、常備薬や健康診断など必要な物は手に入ります。


6. 災害警報の後は何もかも売り切れる


ハワイでは夏〜秋にかけてがハリケーンの季節となり、毎年何個か接近してきます。幸い島を直撃する事は滅多になく、ホノルル市内は大抵強風・大雨程度。


それでもニュースでは「2週間分の水と食料を準備」、「貨物船が届かなくなる可能性あり」などと大袈裟に報道される事が多く、みんなこぞって生活必需品を買い溜めます。


そういったニュースが流れた後は、トイレットペーパー、キッチンペーパーなどの紙製品やペットボトルの水がなくなるのがお決まり。


結局、断水や停電もなく過ぎるのですが、みんな万が一のためにスーパーに押し寄せ、毎回コストコや大型スーパーでは長蛇の列ができています。


本当に必要な分も買えなくなるので、みんなが買い占めるのを見越して買っている人もいるかも😂


災害して困る、という事態はほぼないと思いますが、ハリケーンの季節はトイレットペーパーや水を十分に買っておくのが得策です。

 

さて、ハワイに住んでから知った事をご紹介しました!

面白いな、とか役に立ったと思っていただければ幸いです😁


Mahalo~

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